不動産・家づくりの知識
統括部長・Field Manager 相川

統括部長・Field Manager相川

2024.03.07

将来の省エネ住宅基準

船橋スタジオの相川です。
最近、暖かかったり寒かったりと非常に気温差が大きい日々が続いておりますが、皆さん体調を崩されていないでしょうか?
今、住宅業界では国を挙げてこの温度差を解消すべく断熱性能の良い住宅を建てていこうという流れになっております。

省エネ住宅の基準は段階的に変わります

2025年には今の省エネ住宅が新築住宅の基準に。さらに2030年にはZEH水準の省エネ住宅が、新築住宅の基準になります。
2030年までには最低ラインが引き上げられます

省エネ住宅のメリット

四季折々の快適性を享受できる低エネルギー住宅の魅力

心地よい居住環境が生活の満足度に与える影響
温度、騒音、照度、衛生、安全、防犯などの要素がバランス良く整った住環境は、生活の質向上に寄与することが示されています。
異なる室温条件下での健康影響の比較
住宅の室温が18℃未満、12℃未満の場合、心電図の異常所見や総コレステロール値の上昇など、健康リスクが増加することが示されています。
画像引用:国土交通省
居室温度上昇が生活活動に与える効果
断熱改修による居室温度の上昇は、コタツなどの利用頻度を減らし、住宅内での身体活動量を増やす可能性があります。

快眠をサポートし、朝の目覚めをスムーズに

寒さによる睡眠品質の低下を軽減

常に寒くて乾燥した寝室環境は、睡眠障害の可能性が高いとされています。

健康に配慮し、喘息のリスクを低減

16.1℃以上の床近傍室温での喘息発症リスク低減

床近傍室温が16.1℃以上の住宅では、16.1℃未満の住宅に比べて、喘息の子供の発症率が半減するという研究結果が示されています。

安全性の向上と入浴事故のリスク軽減

熱め入浴による事故リスクの軽減効果

居間や脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、「熱め入浴(42℃以上)」とされる入浴方法による事故リスクが約1.7倍に増加します。部屋間の温度差をなくすためには、居室だけでなく、住宅全体の暖房が重要です。

お手入れがラクに

結露対策で快適さをアップ

住宅全体の断熱性が向上すると、結露が発生しにくくなるため、掃除が楽になります。また、カビやダニなどのアレルギーや感染症の原因になる可能性も軽減されます。
室内温度を14度を下回らいような住宅を目指していこうと取り組んでおり健康面・医療費も考慮するととても良い住宅となるわけです。
まだまだ色々と知識を重ね同じ目標をコストパフォーマンスも含め取り組んでいきます。

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